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ストーリー

プロローグ

 

 僕はきっと、悪い夢を見ていたんだと思う。

  悪辣な概念が、僕の愛しい子供達を愚弄した。

 それは世界が狂い始めた数百年前から始まり、何度も同じことを繰り返した哀史の、何と無意味な結末だろうか。

 嬉嬉とした笑みを浮かべる無垢な子供達はみな、その無意味の中で死んだ。

 息もできない。ただ、それを見届ける傍観者にも感情はあるのだ。

  その恐怖の名を、記すことさえ兢兢とする。

 僕は、これを作り出した彼を決して許しはしない。

 必ずこの手で絞め殺してやろうと思う。